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建物表題登記を自分で申請しました


これまで建物滅失登記地目変更登記を本人申請してきましたが、揃える書類は 1 時間もあれば揃う簡単な登記だったので楽勝でした。

今回は図面添付が必要な建物表題登記を本人申請してきました。これによって、8 〜 10 万円かかると言われる建物表題登記の費用を抑えることができます

必要書類

タマホームで新築した場合、建物表題登記に必要な書類は以下になります。

  • 登記申請書
  • 住民票
  • 現地案内図
  • 建物平面図・配置図
  • 物件写真 (本人申請の場合はなくても可)
  • 工事完了引渡証明書
  • タマホームの
    • 法人登記全部事項証明書
    • 印鑑証明書
  • 建築確認済証
  • 建築確認申請の写し

うち太線部分が申請者が用意する書類になります。住民票については後の諸手続が面倒なことになるため、適法性はさておきあらかじめ新居に移しておきます。

表題登記申請のタイミング

原則として、建物表題登記は建物が「完成」してから申請するものだそうです。が、実務的にはクロス工事完了が一つのタイミングとなります。

ここで注意する必要があるのは、

  • 本人申請する場合は、法務局の Web サイトで公表されている完了予定日より 2 〜 3 日から 1 週間ほど遅れる可能性が高いこと
  • 金消契約日までに登記が完了している必要があること。

です。うちの場合はスケジュールを巻いて貰っている関係でここが非常にタイトでした。

クロス工事の完了予定日は土曜日だったので月曜日に申請するつもりだったのですが、

  • それだと微妙に間に合わない可能性があること。
  • クロス工事の完了日が金曜日に前倒しになったこと。

から、急遽金曜日に有休を取って申請してきました。そのため、タマホーム関連の書類を集めるのに担当営業氏にお願いできなくなってしまい、支店に取りに行く必要が出てきてしまいました。

必要書類の準備

登記申請書

登記申請書は他の登記とほぼ同じになります。

建物表題登記申請書

ここで言う所有権証明情報は工事完了引渡証明書建築確認済証、住所証明情報は住民票になります。

床面積は原則として建築確認申請書にあるものですが、吹き抜けなどで一部異なります。結構ややこしかったりはするのですが詳しく書かれたサイトがあるのでそちらで確認の上で計算しておきます。

家屋番号と不動産番号はまだ決まっていないので、この時点では空欄にしておきます。

新築日は、私の場合申請前日にしました。

現地案内図

現地案内図は例によって Mac OS X 添付のものをプリントアウトしました。カラーでプリントアウトすると若干見にくい気はしますが、それでも無事に登記は完了しています。

建物平面図・配置図

一番の難関がここです。図面の写しは A3 サイズで交付されますが、その際に証明情報なども書かれる関係で図面そのものは JIS B4 で作製・提出する必要があります。

プリンタ購入

他の本人申請しているケースだとコンビニでプリントアウトしていたりするようですが、うちの場合は元々あった複合機の電話子機の調子が悪く、

  • 電話を切れなかったこと
  • 普段レーザープリンタを使っていてインクが詰まっていたこと

から買い換えたかったこともあって、A3 インクジェット複合機 EPSON PX-M5040F を買ってしまいましたw

プリントアウトして確認を何度かやることを考えると、B4 出力可能なプリンタがあると何かと楽だとは思います。また、実際問題としてこれまでの打ち合わせでも A3 で出力されたものを受け取ることが多く、コピーしたりプリントアウトしたりする機会がそれなりにありました。

そう考えると、そもそも登記を本人申請することで費用が浮くわけですし、プリンタを買っても全然元は取れると思います。

作成方法

Windows を使っている場合、JW_CAD でサクッと作製できるポイントです。ただ、私の場合は仮住まいしている関係で Windows を梱包したままで、Mac しか使えない状態でした。そのため、図面自体は LibreOffice の Impress プレゼンテーションで作製して、図面としての体裁は Calc で揃えました。
作画時のポイントとしては、登記実務上余り意味はなくなっていますが線の太さは 0.02mm 以下という指定があるため、

  • 線の太さは 0.01 pt で描くこと
  • 線の長さはプロパティから指定できること

あたりかと思います。

LibreOffice

平面図

平面図のうち 1 階は比較的簡単にできるかと思いますが、2 階は 1 階を点線で書く必要があります。私が嵌まって一度修正指示を受けた点は、玄関ポーチ部分の凹みでした。当然ですが、凹んでいる部分も点線で表示する必要があります。

平面図2F

床面積の計算に必要な各辺の長さは、普段打ち合わせに使っている図面のものが壁芯計算なのでそのまま使えば ok です。

建物配置図

建物配置図は他の参考になるサイトでは道路を色々描いているかと思います。私も当初は

配置図(旧)

こんな感じで道路形状まで細かく描いていましたが、登記官から修正指示がありました。最終的に登記に通ったものだと

配置図

こんな感じの最低限のものになります。今から考えれば北西側隣地の地番を引き出しているのを止めておくべきだったと後悔していますが……

配置図に描く建物の形は、原則として 1 階の形になります。私は 1 階と 2 階を合成した形をわざわざ描いて修正指示を受けました。

最終的に登記に通った時点での図面は以下になります。

建物平面図・配置図

提出時には、作成者と申請人のところに認印を押しておきます。

物件写真

物件写真は担当営業氏から添付するように言われましたが、結果として添付しても現地確認が入ったので東京法務局の場合は添付しなくてもよかったかと思います。

工事完了引渡証明書

工事完了引渡証明書は必要項目が未記入のまま渡されますので、こちらで必要事項を記入する必要があります。ここで気をつけるのは「建物の表示」欄で、実際には、

  • 建物の所在
  • 建物の種類 (= 居宅)
  • 建物の構造 (= 木造かわらぶき 2 階建)
  • 床面積

を記入します。

法人登記全部事項証明書・印鑑証明書

こちらはタマホームから原本を渡されますが、原本を返却する必要があるのでコピーを取って原本還付申請をします。

確認済証および建築確認申請の写し

こちらは最終的に施主に渡されるものですが、この時点では原本還付申請をして一旦返却する必要があります。そのため、コピーを取って原本還付申請をします。私の場合、PDF で写しを貰っていたので、自宅にあるカラーレーザープリンタでプリントアウトしたものを提出しました。

法務局へ提出

書類を揃えた時点で実際に法務局に申請します。プロならともかく初めての建物表題登記なので、まずは相談窓口で書類が揃っているかを確認して貰いました。

ここでは内容の確認を完全にはして貰えなかったりはしますが、原本還付申請の用意やホッチキス止め、割り印等は相談員が代行してくれたりしますのでここで体裁を整えて提出します。

東京法務局に本人申請の場合は現地立会が入る関係で、提出時点では登記完了予定日が未定となります。そのため、余裕を持って申請しておいた方がいいかと思います。

現地立会

私の場合、登記完了予定日になっても現地立会の連絡がなかったため、法務局に問い合わせてみました。その結果、書類審査すら終わっていなかったという……

ただ、3 日後に銀行に完了済証を提出しないといけないことを丁寧に伝えると一気に話が進み、書類審査と立会予定の確定がその日のうちに終わってしまいました。この時点で建物配置図が細かすぎると指摘されたため、立会に臨席する家族に持たせることになりました。

翌日に立会でしたが、立会そのものは 15 分程度で終わるかと思います。我が家の場合、この時点ですでに水回り工事も完了していたので、建物周囲をざっくり測った上で、小屋裏収納の高さが 150cm 未満であるエビデンスの写真を撮ってから立会そのものは終了となりました。

不備がなければこの日に登記は完了したらしいのですが、あいにく平面図に不備が見つかったため、翌日に修正したものを家族に再提出して貰い、ようやく登記完了となりました。

登記完了証受領

再提出日には担当登記官が外出で不在だったため、登記完了証の受領はまさに金消日の午前中でした。実際に登記された平面図・建物配置図の写しを上げてみましたが、

登記済図面

苦労して作製した図面がそのまま登記されているのを見ると感慨深いものがありますね。

まとめ

今回、思い立ったのが実際の登記の前日だったので、タマホーム側書類の収集で担当営業氏に相当ご迷惑をおかけする事態になってしまいました。

さらに現地の写真撮影およびプリントアウト後に書類受け取りに川越まで行った関係で、登記当日は相当タイトスケジュールになってしまい、分単位でスケジュールを作って動いてはいたものの、予想以上の渋滞に遭遇して川越 → 所沢までのわずか 14km を関越道で時間短縮したりと若干厳しい動きになったりもしました。当日のスケジュールをざっくり書くと

  • 24:00 〜 7:00 – 各種書類作成
  • 8:30 – 市役所で印鑑登録
  • 9:00 〜 10:00 – 現地写真撮影
  • 10:30 〜 11:00 – 写真のプリントアウト
  • 12:00 – タマホーム側書類受け取り
  • 13:00 – タマホーム側書類のコピー
  • 14:00 – 登記相談
  • 14:30 – 登記申請完了

正直、登記相談で書類不備があると登記申請がぎりぎりになってしまうタイトスケジュールだったため、書類の確認には万全を期す必要がありました。

また、建物表題登記を本人申請するにあたって、担当営業氏からは調査士の「結構難しい」という言葉を出してやんわりと止められていました。それを敢えて振り切って結構苦労して建物表題登記をやった結果、ぎりぎり金消契約日までには登記を完了させることになりました。

実際問題として自分の時間単価とプリンタを買ったことを考えると土地家屋調査士に依頼してもよかったのかなと思わないでもありません。実際、結構成約をとっていそうな担当営業氏でも建物表題登記の本人申請は初めてだそうです。ただ、一度やる分にはいい経験だとは思います。

damecoder

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