ネットで土地を探す場合、まずその不動産物件がどこにあるか特定できないと周辺の住環境を確認できません。そこで、私は Google ストリートビューを活用してその不動産物件がどこにあるかを特定していました。なお、athome の場合、実は所在地が埋もれていたりするのでそれをサルベージするだけでよかったりします。
ここでは、実際に HOME’S に出ている物件を例に、その方法を説明します。この物件、父親の病気を知る前に実際に見ていた物件となります。そのため、建坪は条件にマッチしませんが、それ以外はほぼ条件にマッチする物件でした。ただし、当初は色々夢見ていたので、予算については相当度外視していました。
事前の情報収集
まず、サンプルとなる物件は以下とします。
ここで注目するのは、
- 国分寺市西町 2 丁目
- 国立駅徒歩 21 分
です。所在地は当然ですが、「徒歩 21 分」が非常に重要です。不動産業界の「徒歩 1 分」は 80m を意味するので、この場合、国立駅から 1,680 m 離れていることを意味します。それを前提に所在地を確認します。
徒歩距離を元にした大まかな位置の特定
まず、Google Maps で「国分寺市西町2丁目」で検索すると、該当街区がハイライトされて表示されます。
この時点でかなり絞られました。次に、Google Maps の徒歩ナビゲーションで大体の道なり距離を測ります。
最初はざっくりと街区の真ん中くらいで ok です。この場合、1,680m と比べると若干短いので、目的地を遠目にずらして大体の所在地を絞り込みます。
Google ストリートビューによる位置の特定
ここまで絞り込めば、後は物件写真をもとにストリートビューで特定するだけです。ここで重要なのは、物件の周りの特徴的な建築物です。この場合、隣の家の 3 階部分、道路を挟んで反対側の特徴的な塀がまさにそれに当たります。
これをもとに絞り込むと、所在地が分かりました。
こうして特定した所在地を元に、様々な住環境を調べていきます。